美白。医薬部外品としての抜け道

医薬部外品というと、その言葉から医薬品に近いものという認識を抱くことが多いと思いますが、実際にはそうとは言えません。
膨大な臨床データを元に審査を受ける医薬品とは違い、医薬部外品の場合は過去に実績がある成分を含有させることで比較的簡単に承認を受けることができるのです。

 

しかし言い方を変えれば何らかの該当成分を含有することによって医薬部外品というカテゴリに入ることができ、美白に有効な成分を多少入れてそれを謳えば消費者の目には「美白できる医薬部外品」とうつります。

 

医薬部外品の承認を受けると化粧品では求められている全成分表示の義務もなくなり敏感肌の人などが敬遠する香料・防腐剤・着色料などを表示せずに配合することができるようになっていました。

 

こうした消費者の目を欺くような医薬部外品の成分表示は、厚生労働省からの指導もあり2006年4月より日本化粧品工業連合会によって全成分表示を行うことが決定されました。

 

 

しかし化粧品と違って名称は呼びかえることができ、表示順も順不同です。消費者側として出されている情報だけに甘んじることなく、きちんと調べて判断しないといけませんね。

 

化粧品と薬用化粧品

一般に化粧品と呼ばれているものには「化粧品」と医薬部外品に含まれる「薬用化粧品」があり、どちらも薬事法で品質・効性・安全性及び使用目的について厳しく規制されています。

 

「化粧品」は身体を清潔にしたり美化したりするためなどの目的で用いられますが、これに何らかの治療ではなく主に予防を目的とした特定の効果・効能のを持たせたものが「薬用化粧品」です。

どちらも薬事法で「人体に対する作用が緩和なもの」と定義されていて、保健衛生上の危害を生じる恐れのある成分や、化粧品として配合が認められている成分及び添加剤としてのみ使用される成分を除く医薬品以外の、人体に劇的な作用を及ぼす成分の配合は禁止されています。

また、洗顔料など洗い流すことを前提としたものは高い含有量を許され、そうでないものは低く作られています。

 

注意すべきは効き目の強い化粧品です。適量で適切な使い方が肌に合わない場合はすぐに使用をやめ、皮膚科を受診するとともに最寄りの保健所に相談しましょう。